空我 洸希
福岡県出身。
デザイン関連・画材製造販売などスクール講師を長年務める。
またアート系のコンテストでは15か国で50個以上のタイトルを所持。

18代目、自性寺住職であった高祖父のオークションにかけられていた古書画や、自性寺と交流のあった日本三代画家、【池大雅】の作品に影響され、様々なモチーフを手がける。※自性寺には49点もの池大雅の作品がが実在する(大雅堂)

高祖父の遺したその作品は、祈りと精神性が込められたその時に触れたのは、単なる絵ではなく、文字が放つ美しさ、祈りの精神、そして静かな対話の場だった。
特に、だるまのモデルとされる達磨大師のユニークな精神性に触れ、
それ以来、掛け軸は私にとって、ただの鑑賞物ではなく、日々の暮らしの中で仏と対話し、自身の心を見つめ直すための大切な時間となった。
その流れの中である日、僧侶から『龍の絵を描く』のを勧められたのをきっかけに、祈りの込もった創作活動が本格的に始まる。
目に見えない導きに背中を押されるように、筆を持つ日々が始まった。
「人の心に、静かな力を届けたい」という想いのもと、一つひとつに祈りを込めた作品を制作。
自然のエネルギーや「気」の流れを感じながら、一筆龍という形を通して、癒し・守護・繁栄の象徴を描き続けている。
多くのご縁に導かれ、今も感謝の心を忘れず、学びを深めながら制作に励む日々。
作品は、ただの装飾ではなく、心にそっと寄り添う【祈りのかたち】でありたいと願っている。



